《Side:Moon》
──"声"が聞こえる、今日も"声"が聞こえる
『楽しめないなら消えろ』
『でてけよ』
『お前のいていい場所なんてない』
『別にお前がどんな目にあってもどうでもいいから』
『頭悪いし』
『性格の悪さが顔に出てるよ』
『ほんと、全然可愛くない』
――煩い、お前らが僕をそうしたんだ
『自業自得、お前が周りを害してるんだから』
『そうされて当然な理由がお前にあったんだろ』
『皆お前みたいな危ない異常者がいると気が気でないんだよ』
『これは自己防衛だってことくらいわかるよね』
『皆を安心させるために』
『皆のために』
『お前は×××べきだしそれこそが善い事なんだよ』
――煩い、お前らがどうせ裏切るからだよ
――あの時と同じように、そして今もこうだ
『裏切られる? 勝手にお前が期待しただけの自業自得だ、甘えるな』
『求め過ぎなんだよ』
『何だかんだ言って好かれたいだけなんだろ?』
――違う
『都合のいいことだ』
『卑怯だ』
『それにお前も偽善者だ』
『それだけじゃない』
『人のためにもならないやついらないし』
『お前がこうなるのは必然でしかないじゃん』
「煩い!!」
「だまれだまれだまれだまれだまれ」
──姉さんの声がする
『僕は他人に心を開かない』
『僕は憎しみを捨てない』
『僕は他人を愛さない』
『僕は変わらない』
『僕は死なない』
『それでいい』
"姉さん"の手は、安心できる。
"姉さん"の声は、安心できる。
それが全てを悪くしているのだ、と思うものがいようども誰にもこれを壊されたくはない。
"姉さん"が僕を否定するべきだ と思うものを絶対に許さないし認めない。
"姉さん"が僕を否定するべきだ ということを絶対に許さないし認めない。
──"声"が聞こえる、今日も"声"が聞こえる
『楽しめないなら消えろ』
『でてけよ』
『お前のいていい場所なんてない』
『別にお前がどんな目にあってもどうでもいいから』
『頭悪いし』
『性格の悪さが顔に出てるよ』
『ほんと、全然可愛くない』
――煩い、お前らが僕をそうしたんだ
『自業自得、お前が周りを害してるんだから』
『そうされて当然な理由がお前にあったんだろ』
『皆お前みたいな危ない異常者がいると気が気でないんだよ』
『これは自己防衛だってことくらいわかるよね』
『皆を安心させるために』
『皆のために』
『お前は×××べきだしそれこそが善い事なんだよ』
――煩い、お前らがどうせ裏切るからだよ
――あの時と同じように、そして今もこうだ
『裏切られる? 勝手にお前が期待しただけの自業自得だ、甘えるな』
『求め過ぎなんだよ』
『何だかんだ言って好かれたいだけなんだろ?』
――違う
『都合のいいことだ』
『卑怯だ』
『それにお前も偽善者だ』
『それだけじゃない』
『人のためにもならないやついらないし』
『お前がこうなるのは必然でしかないじゃん』
「煩い!!」
「だまれだまれだまれだまれだまれ」
『御月は何も悪くないよ 姉さんがそう思うんだから』
──姉さんの声がする
『御月を悪く思う奴、どうかしようとする奴が悪いんだよ……』
『僕は他人に心を開かない』
『僕は憎しみを捨てない』
『僕は他人を愛さない』
『僕は変わらない』
『僕は死なない』
『それでいい』
"姉さん"の手は、安心できる。
"姉さん"の声は、安心できる。
それが全てを悪くしているのだ、と思うものがいようども誰にもこれを壊されたくはない。
"姉さん"が僕を否定するべきだ と思うものを絶対に許さないし認めない。
"姉さん"が僕を否定するべきだ ということを絶対に許さないし認めない。