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IbaraHistory
[Side:Sun][Side:Moon]
*Character*

黒須 御日(Mika=Cross)
 軽音楽部を建て部長を名乗っている。常に背中にはギターケース。

 音から匂いや味などを感じたり見たものや食べたもの、嗅いだもの等から音を感じる
 共感覚めいた感覚特性を生まれ持っており、曲作りにその能力をふんだんに活用している。
 この能力のおかげでスピーディな即興イメージ作曲を容易くこなすことができている

 なお歌はどうしようもないレベルの音痴でノイズとハウリングで鼓膜にダイレクトアタックする。
 自覚アリ、そのため歌わない。

 ……のは過去の話、想来祭前に稽古をつけてもらうことで聞けるレベルになった。
 声を張り上げるとまた爆音波を出しかねないので
 押さえているが歌声の声質がしっとりしているのがコンプレックス
 片割である御月と全く区別のつかないような歌声のクセ。
 パワー系ではないため、ロックには似合わない歌声と言ってしまえばそうだろう。
 
【異能 TYPE-脳/精神干渉型】
 脳信号・感覚/認識Aにより脳信号・感覚/認識Bを与えるよう干渉する異能。
 脳の伝達情報処理への干渉、改変。AをBを発生させるスイッチとする。

 A自体に干渉力があるのではなく、異能によって結び付けられた情報であれば
 黒須御日が出力したA以外でもこの異能でのBの付与は発生する。

 基本的にBは御日の想定通りのものが与えられるが
 Aを捉える感覚器或いはA若しくはBを捉える脳感覚が御日以上に優れていれば
 それ以上の効果が起こることもありうる。
 
 これを活用すれば音楽の訴えかける力を強めたりなどは勿論……ではあるが
 そのようなことには使いたがらず異能なしでの実力での勝負を望んでいる。
 
 ……がそもそも御日が作曲等にも活かしている前述の共感覚めいたそれは
 この異能起因の副作用。感覚、脳作用の変化。
 この異能を失った場合、御日からこの能力もまた消失する。

 荊街での発動条件は
 【御日側の発動判定】相手に強くそれを与えようと意識すること
 【対象の抵抗判定】Aや異能によってBがもたらされることを強く否定されなかった場合

 【発動判定】>【抵抗判定】により発動。

 意識しなければ簡単には発動しないため、幸い周りや自らの生活に支障をきたしてはいない。
 と同時に御日はこの異能で色々と試したことがないため、どの程度の感覚干渉ができるかは不明
 恐らく対象指定ではなく御日の特定の半径距離内の範囲発動型と考えられる。

【Works/History】
2019
・10月下旬、人通りのない道でナンバープレートのない黒い車に轢き逃げされる。
 即死。 享年16歳。 御月が異能で自らを改変し御日に成り済ます。 以降の御日は全て御月
・12月頃、ウラド区 T16 ライブハウス『HEAVENS FINGER』にバイト採用を受ける。

2020
・7月16日 ミナト海浜公園で開催された『ソーランフェス』チャレンジステージ出場。
・相良伊橋高校 第二保健室の入室音を作成。
・10月18日 相良伊橋高校文化祭『想来祭』にて軽音部バンドギター担当
・10月31日 イバラ創藍高校、熾盛天晴高校合同文化祭『天藍祭』にて
 突発コンビゲリラライブを行う キーボード、ギターを担当

2021
・1月、ツクナミ区R9 スメラギプロダクションにコンポーザー(作曲作詞)として雇用契約をもらう。
・ネットで匿名にて音楽制作コミッションを開始
 匿名活動。作風、こだわり、自己イメージは捨てて作っているようで
 やむを得ない完全な生活費稼ぎ目的で始めた。
 この活動において黒須御日としての正体は明かす気はない。
  
 仕上がり相応、伝えたイメージに忠実に作ることや納品の速さが好評。
 提示金額は平均相場程度だが筆の速さを活かし数をこなしてそこそこ稼げている。


【Extra】
 小学生時代はギターを持っていなかったため、
 代わりに音楽室でピアノをずっと弾いているような子供だった。
 当時の通称は音楽室の黒須さん及び音楽室のミカさん。

 高学年の頃御月が傷を負った件に関して
 その犯人と御月が名指しした相手に暴力をふるいに行った後
 母が周りの目を恐れて引越、転校をしているが
 その転校前の小学校の卒業生、若しくはそれ以外にも
 音楽室の黒須さん、御日さんの噂は七不思議のように広まっているかもしれない

 噂として広まっている場合恐らくの特徴は優先順位の高い順に
 クラシック曲(ショパンの曲が多い。曲名名指しの場合もあり)を
 ピアノで弾いており、プロ並の腕前。
 鳥肌が立つような息を呑むような演奏=長い黒髪の少女>
 非常に気難しい性格で声を掛けると憤怒する>>>>気難しい性格で危害を加えてくる
 ……その他、様々な捏造もされているかもしれない。

 当時の表向きの性格は現在の黒須御日とはまるで違うような性格で
 周りから褒められても、話しかけられても嫌悪感を顕わにするような
 酷く気難しい性格をしていた。

 外見も母親に髪を切ることを色々な意味で許されず、
 地毛の明るい栗毛を隠すために
 黒の染色スプレーを吹き付けられた腰近くまである長い黒髪に
 上は御月に着せられていたものと取り換えた男子服のトップス、
 下は自らに着せられたふわふわとしたスカートという恰好をしていて
 当時、上に男子服を着ていてもピアノで軽やかかつ激しく、
 冷たく強い音でクラシックを奏でている長い黒髪の姿は
 御日の望まない形で称賛されがちで、そうする相手に対し特に怒りの牙を向けていた。
 
 そんなことをしていれば周りから必然的に嫌われるなどするわけで
 そうして嫌う相手他気に食わない相手には手を上げるのが習慣だった。
 この過去故に、自分には本当は今よく着るような恰好ではなく
 長い髪かつおしとやかな服装の方が似合うと認識していると同時に
 そうした格好はどうしてものウケを狙う等の理由でない限り基本したくない
 成功を優先する場合は寧ろそうした方向性で偽名で正体を隠す等してやる方が確実と思っているが
 『そうした格好が好きだとは認識されたくない』というのが大きい。
というよりもこれは御日のイメージを保とうとする御月の潜在意識がそうさせている

【地雷一覧(極一部例外有)】
 ・作った曲から自らの人格や心のうちを想像されること、結び付けられること
  これに関しては知られたくないので自らの本性をもろ歌モノで分かりやすく書くことはない
 ・外付けのキャラの中に深入りされること
 ・音楽室の御日さん としての過去について知られていること、知っている相手
 ・歌質などからロック及びメタルが向いていないと言われること
 ・歌質などからゴシック(ロリータ)系楽曲の方が向いてると言われること
  無論ジャンルとして嫌いなわけではない、のだが……
 ・歌質へのツッコミをされること
 ・女の子扱いされること、可愛いと言われること
 ・可愛い格好、おしとやかな格好の方が似合うと言われること
 これらは御日のイメージを保とうとする御月の潜在意識による抵抗も大きい